Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://yamabito.blog42.fc2.com/tb.php/16-a4096dc6

-件のトラックバック

-件のコメント

[C4] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

朽木學道舎通信「風轍」No.01 2006年1月12日発信

はじめに
新暦では七草も過ぎましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こちらはようやく雪も落ち着き、ホッとしているところです。昨日の最低気温は0°C。初めて氷点下に下がりませんでした。

大雪の前、間一髪という感じで雪囲いをすることができましたが、冬期間の参禅者受け入れのために、当初、予定しておりました作業が困難になり、不便を強いられております。年末に屋根の雪下ろしをするという、初めての経験をしました。

この冬の間の薪を充分に確保すべく、昨年春に伐採し乾燥しておりました材木、雪のために林道が塞がれ、搬出不可能になってしまいました。搬出済の薪を割っている最中の大雪で、一本一本、スコップで掘り出しながら、車庫の中に積み上げた次第です。薪が不充分ですので、摂心その他、行事の時と、草堂の乾燥のため、定期的に薪ストーブと囲炉裏に火をいれるのが精一杯になりそうです。

この冬の記録的な豪雪で、各地でたくさんの方がお亡くなりになっているようです。同じ雪国に住む者として、他人事ではありません。

「雪地獄 父祖の地なれば 住み継げり」

この土地に移り住んだ当初、さまざまな文献を漁り、雪国の暮らしや文化について調べていた際に読み、それ以来、忘れられない俳句の一つです。「父祖の地」に生まれ育った若者達は、父祖の地を捨て都会に移り住み、高齢化と過疎により、地域社会そのものが崩壊、残された年寄りが家を守ろうとして死んで行く。

深い雪に覆われた山奥でさえ、営々と暮らしを営み、その土地に固有の文化を育んできた、かつての日本人の姿は、もはやないのでしょうか? ここ数年、白山周辺に残る民俗芸能、特に「能」に関心を抱いておりますが、困難な状況の中で、こうした芸能をいまなお伝承している人たちがいることに、深い敬意を抱かざるを得ません。

ここでも、昭和59年の冬には、積雪が4メートルに達するという豪雪がありました。電線が雪に埋もれ、道路は除雪が困難になり、孤立状態の中、救援物資を頂いた経験があります。昼間でも電灯をつけないと真っ暗な部屋から、玄関の雪の階段を登って外に出て、毎日、草堂を掘り出しておりました。その時のことを思い返しますと、何かワクワクするような高揚感がありました。家と家族を守るため、生きるため、スコップ一丁で雪に立ち向かい、戦い続けた日々を懐かしく思い起こします。

あれから四半世紀近い歳月が流れ、最近の心境はといえば、一茶の俳句「これがまあ 終の住処か 雪五尺」といったところでしょうか。もっとも、この土地は雪7尺ですが。

テレビのワイドショーで、今回の豪雪を、昭和38年の「38豪雪」と比較しておりました。福井県大野の奥に宝慶寺というお寺がありますが、そこにあった集落は、その時の豪雪で集団移転し、お寺だけが残ったそうです。宝慶寺は、道元禅師を慕って中国から渡って来られた、寂円禅師が開かれた道場です。

父祖の地でもない、この土地の移り住んでから、自分自身と、この場所の自然環境や歴史や文化を問い続けて参りました。ここも地域社会としては崩壊して行くでしょう。それでも、宝慶寺が残り、いまなお坐禅が行じられていることに思いを馳せ、この學道舎での行事を、営々と相続して参りたいと思います。

新暦では年が改まり、このところ若い人からの参禅の問い合わせが、ポツポツと入ります。
上山の危険性と、草堂のあまりの寒さで、しばらくお待ちいただくようにお願いしておりますが、御本人にとっては先送りすることのできない問題であるはずです。何とか、旧暦正月あたりに摂心を開きたいと念願しております。

「寒苦、恐づることなかれ。寒苦、人を破らず。不修、恐づべし。不修、人を破る。」道元禅師


お知らせ
*禅集会、摂心の予定
「立春摂心」を、2月1日(水)~5日(日)まで開きます。「冬期間の参禅について」でお知らせしました通り、積雪の状況を判断し、日程の変更、場合によっては中止することがあります。参禅を希望される方は、ブログ通信の「お知らせ」をご覧下さい。

*風と森の学校の行事予定
琵琶湖ヨシ帯復元のための間伐材と柴搬出について
昨年「風と森の学校」の事業の一つとして、参禅者、熊森協会他、たくさんのみなさんのお手伝いを頂いて進めました上記の事業は、御陰様で先方と約束しておりました資材の調達ができました。ところが、その直後の寒波の襲来で雪に埋もれ、搬出が困難になっております。雪も落ち着きましたので、何とか道沿いの可能なものから運び出したいと思います。

*「大仏殿土居葺板」の寄進
「針畑郷山人便り」にも書きましたが、先日、長年の友人であり、支援者であるNさんから、東大寺大仏殿の屋根に使われていた古材の寄進を受けました。書院床の間の竹の花入れも、東大寺二月堂のお水取りの松明に使われた竹で作られたものですが、それも20年ほど前に、Nさんより寄進されたものです。ちなみにNさんは、草堂土間の壁に掛かっております油絵の作者です。みなさまと共に、感謝したいと思います。

お願い
雪と格闘しながらも、ようやく新しいホームページを立ち上げることができました。50歳を過ぎて、HTMLやCSSタグを打ち込んだり、FTPでのアップロード作業は大変でした。記憶力の減退に落胆したり、ブログを新設サイトの中に呼び込むことができたときは、思わず歓声を上げてしまいました。
さて、これから新設サイトを駆使し、良い仕事をして参りたいと念願しております。メールでも、ブログへの書き込みでもけっこうですから、ご感想や御意見をドシドシ、お寄せ下さい。さっそくですが、参禅をされている方は、参禅に至った動機、感想、簡単なプロフィールなどを寄稿して下さい。サイトにアップロード致しますが、実名は載せません。これから朽木學道舎に参禅される方の参考になるかと思います。ヨイショする必要はありません。よろしくお願い致します。





スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://yamabito.blog42.fc2.com/tb.php/16-a4096dc6

0件のトラックバック

1件のコメント

[C4] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

風轍

Author:風轍
「朽木學道舎ー風と森の学校」は、自己と宇宙の探求の場ーほんらいすべての人の心に内在している叡知に目覚め、根源的な自由と平和を生きようとする、あらゆる人びとのために開かれた、小さな茅葺きの学校です。

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。