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灌仏会大摂心に参加して (1) K.E さん

 K.E さん 滋賀県在住 30代前半 男性


 まず、前置きになりますが、この灌仏会大摂心の感想は、摂心の個人的な体験記であると共に、摂心に参加されたことのない方、また坐禪に関心がありながら、禪の敷居の高さに実際に参禪することをためらわれているような方の為に、摂心というものが実際にどのように行われているのか、また実際の参禪はどのようなものなのか、そのガイドのような形で書いていきたいと思います。
 
 多くの方にとって、禪や禪寺、禪堂の持つイメージ、その禪の敷居は高過ぎ、近寄りがたいものに感じられていると思います。
 ましてや、摂心で朝から晩まで坐り続けるなど、とても普通の人には不可能なことだと思われるのが普通かもしれません。
 
 私にとっても、実際に参禪に赴くまでは、禪の敷居はとてつもなく高いものでした。
何か一言でも質問をしたものなら、すぐさま警策をもって打ち据えられるような、そんなイメージがありました。
 そうした、禪に対する固定化されたイメージの為に、かつての自分のように、禪に関心を持ちながら、実際の参禪を躊躇われている方がいるとしたら、非常に残念なことです。実際に参禪して感じられるものは、そうした禪のイメージとは、全く違ったものです。

 かつて朽木學道舎での七日間の摂心が、私の初めての坐禪であり、参禪となりましたが、坐禪の経験がない、全く初めての方でも、坐禪に何か求めるものがあってこられた方であるならば、七日間を坐ることは決して難しいことではありません。
 そうした方の為に、かつて私も禪の敷居の高さに参禪を躊躇った者として、実際の参禅はどのようなものなのか、少々長くなると思いますが、その点においてなるべく詳しく体験記を書きたいと思います。


 私が學道舎へ参禪するようになってから、3年程になります。坐禪そのものの経験も、それまでありませんでしたので、3年ということになります。
 お盆、ゴールデンウイーク等の連休にはよく摂心に参加させて頂いており、また學道舎へ参禪されている方の中では、一番家が近い方ですので、週末の休みや少し長い連休が取れた時にも、時間の都合が取れる時は、参禪させてもらっています。


 今回の灌仏会大摂心には、7日間を通して参加させてもらいました。
 29日に仕事を終えて、車で夜9時前に學道舎に到着すると、7日間参加される方は少なく、今回のゴールデンウイークは、連続して休みが取りにくい形になっているので、多くの方は5月2日から5日間参加されるということでした。
 摂心は明日30日の朝から正式に始まりますが、私自身も比較的時間の都合を取りやすい仕事をしているとはいえ、やはりこうした機会は、そうそうありませんので、既に始まったものと気を引き締め、11時過ぎまで坐ってその日は休みました。

                                        <つづく>
 



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「朽木學道舎ー風と森の学校」は、自己と宇宙の探求の場ーほんらいすべての人の心に内在している叡知に目覚め、根源的な自由と平和を生きようとする、あらゆる人びとのために開かれた、小さな茅葺きの学校です。

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