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灌仏会大摂心に参加して (12) K.E さん

 食事は作法によって、始まりから終わりまで、一言も話さなくても滞りなく、非常に合理的に行われます。参禪者は応量器と呼ばれる、大中小の三つの漆の器を、摂心中を通して使います。食事が終わると、お湯と沢庵できれいにして、重ねて袱紗に包んで片付けます。
 朝食(粥座)と昼食(斎座)には食事の前に、五観之偈(ごかんのげ)、生飯之偈(さばのげ)、三匙之偈(さんしのげ)を読み、食事の後に折水之偈(せっすいのげ)を読みます。

 その中でも最も広く読まれているものである、五観之偈を掲載します。

 
 五観之偈

 一には功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。

 二には己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)つて供(く)に応(おう)ず。

 三には心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。

 四には正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。

 五には成道(じょうどう)の為の故に今此(いまこ)の食(じき)を受く。


 (意味)

 一つ目には、この食事が調うまでの多くの人々の働きに思いをいたします。

 二つ目には、この食事を頂くにあたって自分の行いが相応しいものであるかどうかを反省します。

 三つ目には、心を正しく保ち過った行いを避けるために、貪りの心を持たないことを誓います。

 四つ目には、この食事を、身体を養い力を得るための良薬として頂きます。

 五つ目には、この食事を、仏様の教えを正しく成し遂げるために頂きます。



 粥座はお粥、斎座は(米と麦の)御飯、薬石(夕食)はその残りで作った雑炊、又はうどんを頂きました。
 食事は十分な量があり、品数も豊富で、お代わりをすることも出来ます。畑で取れた野菜や、周辺で取れた山菜、コシアブラ、ヨモギ等を使った天麩羅等の料理も出されました。 
 
 なるべく音を出さないようにして頂きます。そうすることで、自分の今、現在に、より注意深くなります。こうしたところで、坐禅による変化が非常によく分かります。
 
 また、毎日当たり前のように行っている、食べる、食事を頂くということが、我々の生命にとってどういうことなのか、どんな言葉による説明よりも明白に気付かされます。
 
 摂心の間、最初から最後まで、参禪者全ての食事を作って頂いた老師の奥様には、この場を借りて御礼の言葉を述べさせて頂きたいと思います。有難う御座いました。

 
                                                 <つづく>


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Author:風轍
「朽木學道舎ー風と森の学校」は、自己と宇宙の探求の場ーほんらいすべての人の心に内在している叡知に目覚め、根源的な自由と平和を生きようとする、あらゆる人びとのために開かれた、小さな茅葺きの学校です。

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